ローマ時代の遺跡も残る人気のビーチリゾート「グラード」 【イタリア旅】

Grado/Friuli-Venezia Giulia/ITALIA

 

前回、グラードの街の雰囲気が良いと、切々と語ってきたが、もう少し続ける。

明るさ、楽しさ、美しい古さ、穏やかな新しさ・・・。冒頭写真を見るだけでも、雰囲気の良さを表現する言葉が、いろいろ浮かんできそうでしょ。

街なかをぐんぐん進んで行くと、海に出た。
そうだった。旧市街をグネグネ歩いていて忘れていたが、ここは潟湖(せきこ)の上にできた町と言われている。

「潟湖」というのは聞きなれない言葉だが、いわゆる「ラグーン」というやつ。
ただ、地図を見ると、町があるのは 潟湖の上というより、潟湖を形成するためにできた 砂嘴(さし)、もしくは 砂州の上。

日本にある有名な場所で例えてみれば、天橋立(あまのはしだて)の上に町がある、といった感じだろうか。

 


目の前に、アドリア海を気持ちよさそうに眺める人たちがいる。
あの場所いいなぁ・・・。あとで空いてたら座りたいわぁ。ジェラートでも買って来よう。

海沿いを散歩する人、カフェで寛ぐ人、日光浴をする人、みんながみんな気持ちよさそうにしている。

旧市街の辺りを歩いていると忘れてしまうが、ここは海の町。
とても明るく開放的な、人気のビーチリゾートだ。

 

 

そうこうしているうちに、そろそろ時間。次の町へ向かわなければならない・・・と、車へ戻ろうとしたら、遺跡があった。
少し前の記事で紹介したアクイレイア(Aquileia)の町と関わりがありそうだ。

調べてみた・・・。
すると、このあたりは、この7月(2019年)に世界遺産登録された日本の「百舌鳥・古市古墳群」が造られたころと同じ時代に栄えていたらしい。

ほー、港の辺りを散策していたときには、てっきり新しく作られた町だと思っていたけれど、この町、そんなに古くからあったのかぁ。。。。

 

 

2020年09月06日